「3月のライオン」の意味は?
羽海野チカ先生の『3月のライオン』という漫画はご存知でしょうか?
こちらがコミックスの画像です。

『ヤングアニマル』で連載中の作品です。
中学生で将棋のプロ棋士となった主人公の成長が描かれる物語で、現在16巻(2022年3月現在)まで出版されています。
知らない人も多いかもしれませんが、実はアニメ化、実写化もされています。
アニメでは、大好きなBUMP OF CHICKENが主題歌を歌っています。
『アンサー』、かっこよすぎです!
将棋と言えば、近年は、藤井聡太竜王の活躍で将棋にスポットが当たっていますね。
本人の努力の賜物ですが、若く才能のある人はうらやましい限りです。
本題です。
『3月のライオン』という名を冠しているからには、主人公はさぞかし気性の荒い性格で、激しい将棋バトルを繰り広げるのかなと思ったら、むしろ草食系で友達のほとんどいない孤独系の男子です。対局も静かに行われます。(一部、熱い対局をする人達もいますが)
作品には「三月町」「三日月堂」という単語は出ますが、一向に『3月のライオン』という言葉は出ません。
そこで、意味を調べることにしました。
イギリスのことわざでした。
March comes in like a lion, and goes out like a lamb.
(和訳:3 月はライオンのように荒々しい気候で始まり、子羊のように穏やかな気候で終わる)
なるほど!
“goes out like a lamb"という続きがあったんですね。
それにしても、季節を「ライオン」「子羊」に例えるのは面白い!
“come in"は「やって来る」
“goes out"は「去る/出ていく」
という意味です。
思い返してみると、先週末の関東地方は春一番が吹き荒れました。
洗濯物が飛ばされてしまった方もいるかもしれません。私はソフトボールをしていましたが、打球や野手が風の影響をしっかり受けていました。
あの暴風の勢いはまさしく百獣の王、ライオンです。
また、3月第一週は気温の変化が激しかったため、「3月初旬は荒々しい気候」という言葉がピッタリですね。

3月下旬は日本の多くの場所で桜が咲き誇り、ポカポカ陽気の花見シーズンです。
見ているだけで癒される『子羊』のイメージがしっくりきますね。

まもなく桜の季節です。
“March comes in like a lion, and goes out like a lamb."
面白い言葉なので、是非覚えてみてください。

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